母親を自死で亡くした私のブログ

母親から精神的虐待を長年にわたり受け続けた娘の日記です。母親は2017年5月に自死しました。

日本に生きる理由

日本はもう終わりゆく国という感じがものすごくします。
経済的にも世界から取り残され、少子化は進む一方で、教育費はどんどん高くなっていく。
国際的競争力をどんどん失っていきます。
事態は悪化する一方です。
でも、私は海外に移り住みたくはありません。
なぜなら私は日本が好きだからです。
日本の夏は暑くて嫌いです。
しかし首都の東京でも家賃は安いし、高層マンションやビルが立ち並び夜景は綺麗だし、
小さくまとまっていてアクセスがとてもいいし、
2時間ほど東京から離れれば綺麗な自然と海が広がっているし、
食べ物は美味しいし(他国でも食べ物が美味しいところはありますが)。
日本の嫌なところは本当にいくらでもあるし、
体制的・精神的・経済的面を考えれば欧米の方が断然いいと思うんです。
ただ、ヨーロッパやアメリカに行けば、いくらリベラルな国風だと言っても差別はあります。
周りが白人なのにその中での劣等意識に私は耐えられる気がしません。
一ヶ月留学していた時には劣等意識をほぼ常に感じていました。
もしかしたら一年ぐらいいればもう慣れるのかもしれませんが、
ネガティブな妄想を抱えていると、「非白人の私がレストランに入ってごめんなさい」とか、「バスに乗ってごめんなさい」とか考え始めてしまうんです。
日本にいても後ろから殴られるのではないかという妄想があるのに、
泥棒や差別の恐れがある外国で私はとても安心して暮らせるとは思えません。
自分がそういう精神疾患的な傾向があるからで、健康な人は問題ないのかもしれませんが。
これが理由の一つです。


もう一つが、日本の自然が美しいからです。
特に海。
日本は島国なので、海に囲まれています。
海に面していない県の方が少ないです。
私が海外に行っていた時は海に面していないところだったので、心が少し豊かさを失った気がします。
私にとって海は大事なんだなあと実感しました。
日本の古い水族館や観光施設のあのなんとも言えない日本的な感じ。
私はあのために生きていると言っても過言じゃないですね。


それとやっぱり街並みですね。
私は欧米の街並みが気に入りませんでした。
私はコンクリートのアパートが好きで、おとぎ話に出てくるようなお家には興味がないんです。
留学でそのことがよくわかりました。
日本のごちゃごちゃしていてて、コンクリートで、無機質なところが私は好きなんです。
私が都心で育ったからかもしれませんが、私はずっとあのコンクリートの建物が立ち並ぶ東京で生きていきたいと思いました。
でもこれは東京だけでなくても、香港や中国、フィリピンなどでも見られる街並みです。
なので日本に固執しなくても、アジア諸国ならいいのかもしれません。


あとは安全性と言いたいところですが、実際に政府は50万人外国人労働者を受け入れる方に舵を切ってしまったので、
これで日本の安全神話は崩れると思います。


自分の家族や友達がいる場所だから!と言えたらいいんですが、
そもそも自分にとって大切な家族がほぼいないのと、
友達も一人しかいないので、
あまり強くは思えない理由ですね。


日本で生きたい最大の理由は多分これだと思います:
落ちぶれていく日本が少し好きだから。
私はカルト映画とか、寂れた観光地だとか、そういうのに魅力を感じてしまう人間なんです。
なんか、応援したくなって。
今、日本は国際社会の中で中心を脱し、オルタナティブな、辺境に変わりつつあります。
現在、優秀な学生の中では給与がよくて将来性のある外資系に入りたいというのが一般的ではないかと思います。
私ももちろんそう思うのですが、
やっぱり落ちぶれていく日本を放っておけないところがあります。
今後日本が落ちぶれていけば、
給与は下がるけど地価も下がるし、物価も下がるし、
おそらく今後50年の間に東南アジアや新興国に追い抜かれるでしょうが、
基本的なインフラは通っているし、
北斗の拳の世界のように荒廃することはないと思うんです。
年金も、払いたくなければ払わなくていいし。


日本は住むのにはいい国ですが、働くのにはよくない国だとよく言われます。
日本に住みながら、外資系企業で働くのが最適解かもしれません。
もちろん日本の企業でも、給与水準の高いところはまだまだあるので、暮らしに困る可能性はありますが、それほど大きくないと言ってもいいと思います。
とは言っても、私は正社員としてフルタイムで働いたことはないので、よくわかりません。
私はとりあえず日本の就活スタイルで入った企業で経験を積み、そこから転職するかどうかなど考えようと思います。


自分は今後の日本の必然的な衰退に対してなんらかの形で抵抗したいと思いました。
無駄なことだとはわかっているし、マクロな視点で言えば自分にできることはほぼ皆無だということは知っているんですが。
なんか落ち目のアイドルを応援したくなっちゃうファンみたいですね。
考えてみると、漫画とか映画とかで「昔は良かったけど今は落ちぶれている」ってタイプの主人公は少ないですよね。
強いて挙げるなら映画のバードマンとか、ロッキーザファイナルとか。
老いたものは美しくないから。かっこよくないから。
でも昔は日本は良かった、現在はよくないと、誰だって言えると思います。
私も人生に関しては昔(〜3歳まで)は良かった、現在は厳しいと、思っています。
それでも、生きていかなければいけない。
それでも毎日を、現在を、生きていかなければならない。
現在が厳しいからこそ、生きる価値がある。
現在は美しくないと私は思っています。
どこに行ってもツイッターとかフェイスブックとか、インスタとか、そういうくだらないもので溢れています。
どこも変に小ぎれいになって、気持ち悪い。
画一化され、のっぺりしている。
コストカットに追われ、あらゆるもののクオリティが低い。
はっきり言って吐き気がする。
でも、そんな現在でも生きていかなきゃいけないんです。
美しくない現在を生きる。
こんな現在でも、詩人でいられる人っていうのはやっぱり価値のある存在だと思いますね。
自分は過去のノスタルジックな場所とか雰囲気を追い求めてしまいますが。
現在を捨て、過去にすがるのって考えてみると軽度の自殺ですよね。
本当に自殺するよりかはマシですが。
本当に自殺してしまったら、もう現在に戻ってこれなくなりますからね。